東大合格体験記①
はじめに
現在私は高校2年生であり、受験まで後1年程度の猶予がありますが、現時点で東大現役合格を確信。備忘録としてこの体験記を書くことに決めました。
日々の勉強
まずはランニングを始めました。…いきなり勉強と全く関係ないことを書き出して私の頭がおかしくなったと思うかもしれませんがそれは早計です。受験において基礎力は最も重要なものです。予め基礎体力を付けておくことによって勉強に取り組む際の集中力が大幅に上昇し、効率的な学習を進めることができるようになります。闇雲に木を切り続けるよりも、斧を丁寧に研いでから切り始める方がより多くの木を切り倒すことができる。所謂きこりのジレンマです。
20世紀を代表する数学者の一人であるアンドレ・ヴェイユは「数学は体力だ」という言葉を残しています。体力がなければ数学を行うことはできません。机に向かうよりもまずジムへ向かい、青チャートを周回するくらいならグラウンドを周回しましょう。
体力をつけることは受験本番にも大きく影響を及ぼします。一般的に、模試におけるD判定は合格可能性が30%程度であることを示しています。体力をつけていない受験生であればD判定という結果を見て絶望してしまうかもしれませんが、体力をつけさえすればD判定は最早A判定なのです。考えてみてください。合格可能性が30%程度であるということは、受験時の自分のコンディションが上位30%以上の状態ならば必ず合格できるということです。体力をつけることにより、常に最良のコンディションで受験に挑むことができます。
ランニングで体力をつけることができたなら、次は焚き火をしましょう。
多変数複素函数論における三つの大問題を解決した世界的数学者の岡潔は文化勲章を受章した際、「数学とは生命の燃焼です」と述べています。換言すれば、生き物さえ燃やせば数学はできるということです。生贄を用いることで思考能力を上昇させるなんてまるで魔法みたいですね。高度に発達した科学技術は魔法と見分けが付きません。
しかし、受験のために動物を燃やすことは倫理的に問題があります。動物に比べ効果は劣りますが、植物を燃やすことで我慢しましょう。実行しやすさから考えると焚き火一択です。秋や冬は気温が下がってくるので絶好の焚き火日和。マシュマロを焼いて糖分補給もできますね。
ここまでほとんど数学の話ばかりしてきましたが、ピタゴラスが言うように、万物の根源は数です。数学さえできれば他の教科もできるようになります。
模試
皆さんご存知の通り、模試は学力を向上させる最高のチャンスです。つまり、ここでライバルたちを妨害できさえすれば合格にグッと近づきます。
受験本番に会場で暴れまわっては受験資格を剥奪されてしまうでしょうが、模試ならば多分退場させられるくらいで、本番の合否には何も影響を及ぼさないはずです。受験料の元をとってやるぞという気持ちで暴れまくりましょう。尚、もしこの体験記を読んだ方が実際に模試会場で大暴れし、なんらかの罪に問われてしまったとしても私は一切の責任を持ちません。
模試中に暴れるとなると、まず最初にメントスコーラで周囲の受験生の答案用紙をぐちゃぐちゃに濡らしてやりたいなどと思うかもしれませんが、それでは1教科分の妨害しかできません。暴れられるのは一度きりなのですから、できるだけ大きな爪痕を残してやりましょう。
では一度しか暴れられない状況でどうやって5教科分の妨害を行えばよいのかというと、精神に攻撃すればよいのです。机の上を走って渡りながら、グロテスクな写真をばら撒いてやりましょう。そうすれば受験生は今後の試験においてもまた急にグロテスクな写真がばら撒かれるのではないかという恐怖に苛まれることになり、二度と試験に集中できなくなります。
本番
ところで皆さん、デオコというボディソープをご存知でしょうか。
若い女性特有の甘い香りを生み出すラクトンという成分を含有し、『女子高生の匂いになれるボディソープ』として一時期に話題になっていたのですが、実は東大受験本番において素晴らしい効果を発揮してくれるのです。使わない手はありません。
東大受験生は男性の比率が高く、全体の約7~8割は男性です。さらに、開成や灘など、男子校出身者も多いです。そのような状況で、近くに若い女性の香りがする受験生がいればどうなるでしょうか…?
そうです。思春期真っ盛りの男子高校生が若い女性の香りを嗅いで集中力を保てるはずがありません。脳を溶かす甘い誘惑に夢中になるあまり、少しも問題に手がつかなくなります。
ちなみに、デオコには他にも、シャンプー、コンディショナー、石鹸、制汗剤もあります。ボディソープだけでは不安だという方はすべてのデオコ製品を用いて周囲一帯のライバルを全員落としてやりましょう。気持ちいいですね。
尚、本番直前に初めて使用するのは間違いです。嗅ぎ慣れていない匂いに自滅してしまうでしょう。そのため、普段から過去問演習の際にはデオコの香りを身に纏っておき、予め慣れておくことをオススメします。本番に近い環境で過去問演習することは極めて重要なことですからね。
ここまで来れば、後はこれまでの努力を信じて誠実に問題と向き合うのみです。命、燃やしましょう。
おわりに
いかがでしたか?今まではなんだか難しそうと思っていた東大合格もなんだかできそうな気がしてきたではないでしょうか。この体験記を読んだ皆さんが東大受験に挑戦してくれることを心から願っています。
私は一足先に駒場で待っています。それではまた。